<森の貴婦人、春のポーズ>

里は花見に浮かれている頃、春の山は厚い雪が固雪となり、夏は藪で歩けないところも壷足で縦横無尽、好き勝手に歩き回る事ができます。

春の衣を着る前の森の貴婦人がポーズをとって静寂の森の奥へと誘います。

野鳥がさえずり、美脚が乱舞する森の竜宮城に酔いしれ、シャッターを切りまくります。

魅せられてまた尋ねても逢ってはくれません。下心をみすかされているでしょうか。


(菅整形外科・皮膚科クリニック 菅 栄一)