カシオペア医報  164 表紙より

表紙のことば
《伊良湖岬灯台(和紙絵)》
 ”名も知らぬ遠き島より流れ寄るやしの実ひとつ・・・・・・”の出だしで始まる藤崎藤村の詩「椰子の実」の舞台となった伊良湖岬(いらこみさき)は愛知県東部にありますが、そこにある灯台は太平洋の雄大な海を見おろす小高い岩の下に立っておりました。10年以上前になりますが、私が浜松に帰省した折に今は亡き義弟(妹の夫)に車でつれていってもらい、妹と三人で訪れました。

 帰りにレストランでいただいたメロンが大変おいしかったので、季節は初夏の頃だったと思います。

その時、義弟が撮った写真を和紙絵にしてみましたが、太平洋の広々とした海の感じが出ていれば良いのですが・・・・・・。


(岩手県立一戸病院 大森 宏子)