新型インフルエンザ(その2)     藤巻胃腸科内科クリニック  藤巻 英二

 新型インフルエンザの世界的大流行が危惧されています。
 ここ40年間は発生がなく、現在は、アジアを中心に高病原性鳥インフルエンザが流行しています。このウイルスが突然変異を起こし、人から人に感染するようになると、流行爆発(パンデミック)を引き起こすと言われております。
 厚生労働省はパンデミックになった時の対策として、極力外出を控えることを強調。感染者の増加により職場が機能せず、ライフラインが止まる可能性があることから、災害時と同様に食料や飲料、日用品を十分備蓄しておくことを推奨しています。
 今から出来る予防策として、外出後のうがい・手洗いを励行し、咳・くしゃみを他人にかけないエチケット(咳エチケット)を習慣化することです。また、バランスの良い栄養を摂り、休養と規則正しい生活を心掛け、抵抗力を付けておきましょう。
 初期症状からは従来型も新型も全く区別できないため、従来型のインフルエンザワクチンの予防接種も大切です。